「米国のティーン・エイジャーの間ではテレビよりPCの人気が高い。また大人よりティーンの方が携帯電話,ポケットベル,PDA(携帯情報端末)などの無線デバイスに依存している」---米マサチューセッツ工科大学(MIT)は米国人の発明や発見に対する認識調査「Lemelson-MIT Invention Index(レメルソン-MIT発明指標)」を米国時間1月22日,発表した。
調査は2001年12月14~18日に,米国のティーン500人と,大人1012人を対象にアンケートしたもの。
20世紀における最も重要な発明として,PC,ペースメーカ,テレビ,無線通信,浄水器の5つの選択肢から「PC」を選んだティーンは32%にのぼった。次いで「ペースメーカ」「無線通信」。「テレビ」と回答したティーンはわずか10%で,5つの選択肢の中では最下位だった。
大人が選んだ最も重要な発明は「ペースメーカ」(34%)。続いて「PC」「テレビ」「浄水器」「無線通信」となった。
「世代間で明らかな違いがある。ティーンがテレビより無線通信を重要だと考えているのは,大人とまったく逆だ。これは今後人々のライフスタイルが変わることを示唆している」(Lemelson-MITプログラム担当ディレクタのMerton Flemings氏)。
■20世紀における最も重要な発明世代 | PC | ペースメーカ | 無線通信 | 浄水器 | テレビ |
ティーン | 32% | 26% | 18% | 13% | 10% |
大人 | 26% | 34% | 10% | 11% | 15% |
また国防において,発明家が重要な役割を果たすと考える米国人が意外に多いことが明らかになった。軍隊,発明家,政治家の三者択一に対し,「軍隊」が非常に重要もしくはとても重要と回答した大人は95%,ティーンは96%だった。「発明家」が非常に重要もしくはとても重要と回答した大人は83%,ティーンが85%。また「政治家」は最も割合が低く,大人が53%,ティーンが66%だった。
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